消費者物価指数の進展があり、更にテーパリングが現実的になってきて、市場もドル買い/円売りの反応。チャートも上昇傾向にある事から、再び上昇目線に切り替えています。
ただ、明日の議会証言で発言するパウエル議長は一体どんな反応を示すのか?この結果次第で、さらなる米ドル買いの反応になるかもしれませんし、その逆も十分あるので、非常に注目が集まる所でしょう。
という事で、4時間足と1時間足を使ったテクニカル分析を中心に解説していきます。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 かなり初心者向けに書いている短期的なトレード情報ブログを是非参考にしていただければと思っています。
ドル円 短期的な見通し
(短期的な方向)
- 日足は上昇目線からレンジ相場になる予想。
- 4時間足ではエリオット波動2波を予想
(短期的なテーマ)
- テーパリングの行方
- パウエル議長の議会証言
以上のテーマを簡単に解説していきます。
テーパリングの行方
米消費者物価指数の結果後、サンフランシスコ連銀総裁の発言が報道されているので紹介します。
(サンフランシスコ連銀総裁)
- インフレ上昇は一時的
- 長期のインフレ期待は安定。
- 資産購入ペース縮小の議論開始は適切。
- 資産購入ペース縮小は年末にも開始の可能性。
- 利上げを協議するのは時期尚早。
利上げに関しては雇用統計次第です。
テーパリングについては、昨日の消費者物価指数の進展により、更にテーパリング期待が高まってきています。ただし、明日のパウエル議長の議会証言次第で、状況が一変する可能性もあるので注意してください。
パウエル議長の議会証言
15日にパウエル議長が議会証言で、今後の政策内容を公表する予定でいます。
FOMCで、(テーパリング議論を強化していく)など、今年中のテーパリング実行を示唆する発言が出てきた一方、一部では、中銀の政策転換はこれまで以上に困難となり、資産市場に大きな影響を与えるとの声もでてきている。
もし、このような発言をパウエル議長がした場合、リスク回避の米ドル売りになります。ただ、先週のFOMC議事録の発言を180c°変える発言をするとは思えませんし、明らかに昨日の消費者物価指数の進展で、インフレ警戒も高まってきています。
テーパリング自体は、米ドル買いの反応になりますが、それが困難となる場合、若干米ドル売りの反応になるかもしれませ。
その事を考えた場合、やはりポジション取りは、パウエル議長の政策内容の公表後にした方が良いかもしれませんね。
まぁ〜それでも、市場は米ドル買いを押しているので、現状は米ドル買いのポジション取りで良いと思います。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、4時間足と1時間足を使ったテクニカル分析で解説していきます。
ドル円 4時間足
現在4時間足はエリオット波動2波を予想。先週日足の、今見えているチャネルラインを下回った事で上昇の勢いがなくなってしまいました。
ただ、4時間足は上昇傾向にあるので、今は短期的上昇と見ていきましょう。
また、このチャネルラインを再び割ってしまえば落下が確定します。
ドル円 1時間足
現在1時間足も同様にエリオット波動2波を予想しています。単純に、このチャネルラインを割れば落下する見方で良いでしょう。
まとめ
米ドル買いが継続しています。先週のように、謎の円買いが無ければ、このまま上昇目線で良いかなぁという見方です。
明日のパウエル議長の議会証言、注目していきましょう。
では、ありがとうございました。