原油価格を気にするくらいで、特に現段階でカナダに対するリスク要因は見つからないカナダドル円。
まぁ〜先週までは、日経の落下要因となった日本緊急事態宣言の影響で、クロス円を中心にリスク回避の円買いとなりましたが、現在は一服中。
となると、後はジャクソンホール会合に注目が集まりますね。
という事で、そのジャクソンホール会合の結果にも気にしながら、短期的なカナダドル円相場を、4時間足と1時間足を使ったテクニカル分析を中心に解説していきたいと思います。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 かなり初心者向けに書いている短期的なトレード情報ブログを是非参考にしていただければと思っています。
カナダドル円 短期的な見通し
(短期的な方向)
ただし、87円のレジスタンスラインには注意しましょう。
(短期的なテーマ)
- カナダコロナ新規感染者数
- 経済指標
- ジャクソンホール会合
以上3つのテーマを簡単に解説します。
カナダコロナ新規感染者数
最近、世界各国のコロナ新規感染者数が急増しているため、カナダのコロナ新規感染者数もチェックして、リスク回避に備える必要があります。
7月の700人の減少傾向から、8月は3000人に増えています。
今の所、リスク要因にはなっていませんが、ここから感染者が急増すれば、BOCが政策している資産購入ペースが減速する恐れがあるので、注意してみていきましょう。
経済指標
カナダ経済指標で、注目を集めたのが、先週のカナダ消費者物価指数です。
(カナダ消費者物価指数)
前回 0.3% 結果 0.6%
(カナダ小売売上高)
前回 -2% 結果 4.7%
インフレ率が上がっていますので、着実に経済が回復しています。
今週は、特に重要視する経済指標がないので、ジャクソンホール会合に注目していきましょう。
ジャクソンホール会合
26日〜28日にかけて開催されるジャクソンホール会合に注目が集まります。
今回のジャクソンホール会合でのポイントになるのが、パウエル議長の米テーパリングの実行性についてです。
報道では、現状のコロナ感染者数の急増に加え、経済指標の進展段階の見極め、それから、FRBメンバー内での意見が割れている事などから、今回パウエル議長は、米テーパリングについて、深い発言はひかえる模様です。
この報道が正解なら、リスク回避の円買いになると思うので、ドル円に吊られやすいカナダドル円は、落下する可能性があるので注意です。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、4時間足と1時間足を使ったテクニカル分析で解説していきます。
カナダドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動5波が終了し、ここからABC波に入ると見ています。
とりあえずB波の落下になるまで、ロングエントリーは様子見でいきましょう。
また、87円を上抜けるまでは下目線とします。
その為、エリオット波動AB波まで来たら、トレンドラインを引いて、ロングエントリーをしていき、87円まで様子見をしていきましょう。
カナダドル円 1時間足
現在1時間足はABC波が終了し、波動もニュートラルの状態となっています。
もしくは、この上昇をエリオット波動1波とも見ても良いでしょう。
とりあえず、画像内に引いているアップトレンドラインから抜ければ、エリオット波動2波となるので、その2波でロングエントリーを仕掛けていきましょう。
まとめ
少し難しいテクニカル分析でしたが、上昇傾向にあるのは間違いないでしょう。
ただし、87円のレジスタンスラインには気をつけましょう。
このレジスタンスラインに、もしかしたらジャクソンホール会合でのリスク回避の円買いが待っているかもです。
もちろん、リスクオンになる可能性もありますが、報道からしてリスクオンはないと見ています。
一応そのつもりで、トレードしていきましょう。
では、ありがとうございました。